米農家と小売業者 9
92年産米で、全生産量のわずか0.1%にすぎませんでした。
承認を得るだけでも時間がかかり、得たとしても規制が多すぎて、いやになってしまうのだといいます。
Aさんを訪ねてきた職員は、
「すぐに承認するから」
といって、特別栽培米制度の申請を強くすすめたそうです。
おそらく、Aさん達の自由米販売をなんとかして食管制度の枠内にとりこみ、食管体制のほころびをとりつくろいたいとの思惑からでしょう。
しかし、Aさんはこの申し出を断りました。
特別栽培米のやり方では、理想のコメ作りとその販売ができないと考えたからです。
それに、特別に認めるからとの役人の申し出に、納得がいかなかったからだといいます。