インド・・宮殿列車3
この「宮殿列車」は乗客にかつての王侯貴族の気分を味わってもらいながら、7泊8日の行程でラージャスターン州を中心に古都や史跡をめぐるという特別仕立ての観光列車で、10月から翌年の4月のベスト・シーズンにかけての毎週水曜日に運行されてきた。
移動はすべて夜のうちに行い、目的地には朝到着、日中はたっぷり観光にあてるという理想的な旅程が組まれているのも特色の一つで、しかも到着すると駅では歓迎のセレモニーまでが用意されている。
たとえば、ラージャスターン州の州都で「ピンク・シティ」という愛称を持つジャイプルでは、飾り立てた2頭のインド象と民族音楽による出迎えがあり、乗客一人一人にレイが送られるといった具合で、これで一気に気分を盛り上げたところで市内観光に入るわけである。